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vol.5 秋の花粉症対策

2018年9月27日 産業医コラム

秋の花粉症対策 イメージ

花粉症といえば春のスギやヒノキを思い浮かべる方も多いと思いますが、花粉は1年を通して飛散しています。秋にはキク科のブタクサやヨモギ、イネ科のカモガヤなどが花粉症の原因となります。

風邪と間違えやすい

秋の花粉症は、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期に一致して発症するため、風邪と間違えやすい病態でもあります。1週間以上続く鼻水やくしゃみ、透明でさらっとした鼻水、目のかゆみ、発熱しても微熱程度などの症状があれば花粉症を疑いましょう。また、秋の花粉には粒子の小さいものがあり、気管支の奥まで入り込んで喘息様の症状を呈する事もあるので注意が必要です。

どんな対策が効果的?

対策としては、まず原因となる植物が生息している場所を避けることです。ブタクサ等は、公園、道端、河川敷、空き地などの身近な場所に生息しており背丈が低いことから、スギやヒノキのように広範囲に渡って飛散することはありません。
また、外出時には花粉症用のマスクをすることで、花粉の吸引を1/6程度に減少することができます。花粉症用のメガネも効果的です。帰宅したら、家に入る前に衣服・髪の毛についた花粉を払い落とし、家の中に花粉を持ち込まないようにしましょう。

薬物療法が効果あり

なお、薬物療法としては抗ヒスタミン剤が一般的で、最近は眠くなりにくいものや、1日1回の内服で効果のある薬も発売されています。そういった薬物は、花粉の飛散と同時に服用し始めるとより効果的であることが分かっています。また、減感作療法(※)も有効ですので、症状の強い方には専門の医療機関受診をお勧めします。

花粉症かなと思ったら医療機関へ

民間療法も数多くありますが、科学的な評価がなされているものはほとんどありません。お茶、乳酸菌、サプリメントなど花粉症の症状緩和に効果的といわれているものもありますが、正式な試験を経ておらず、中には安全性が危惧されるものも指摘されています。
花粉症の症状が出ると日常的なパフォーマンスは少なからず低下し、仕事にも影響を及ぼします。花粉症かなと思ったら医療機関で診察を受け、早めに治療を開始することで花粉症の季節を乗り切りましょう。

(※)アレルゲンを少しずつ体内に入れ、徐々に増やしていくことでそれに対する過敏な反応を減らしていく治療法


参考資料
厚生労働省 花粉症特集『はじめに ~花粉症の疫学と治療 そしてセルフケア~』
厚生労働省 花粉症特集『花粉症の民間医療について』

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